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レポート2023.04.15沖縄の社会課題を解決する「島ラブ祭 ソーシャルビジネスコンテスト Powered by Yunus Social Business」が開催。グランプリは「看取り沖縄」に決定!

4月15日(土)、沖縄の抱える貧困や教育、環境といった社会問題をビジネスで解決することを目的としたソーシャル・ビジネスのビジネスプランを発表するコンテスト「島ラブ祭 ソーシャルビジネスコンテスト Powered by Yunus Social Business」が那覇市内の琉球新報ホールで開催されました。ガレッジセールとよすみの3人がMCを務めました。

「島ラブ祭」は2022年より「休眠預金活用事業」を活用し、沖縄県でソーシャルビジネスの起業支援・普及啓発を目的としたインキュベーション推進を行う事業、「島ぜんぶでうむさんラブ」の4ヶ月間のアカデミーの集大成になります。

2回目となる今回も、アカデミーに参加した15組はユヌス・ソーシャル・ビジネスの理念の基、コンセプトづくりやビジネスモデルを学び、事業モデルを携えてこの日を迎えています。

コンテストでは、子育てに悩むお母さんの悩みや高齢化が進む農業従事者問題から、LGBTQの方が家族を持つための支援、部活動の県外遠征費がかさむという離島ならではの問題まで多くの課題が取り上げたプレゼンを行いました。

昨年に引き続きプレゼンテーションを行った琉球大学発のベンチャー企業株式会社リテックフローは、CO2の分離・回収技術と回収したCO2を海ブドウの養殖に活かすといった世界課題の解決に通じる高度なものが、今年は障がい者の方が海ブドウを育てるという進化した事例に変わっていました。

すべてのプレゼンテーションが終了し、会場の観客の皆さんの投票により、安里裕子さんの「看取り沖縄」がグランプリ「島ぜんぶでうむさんラブ賞」に決定。人が最期を迎え、別れを交わす行為は素晴らしいものであり、いま、その大切な文化が揺らいでいるという問題を訴えたプレゼンテーションは、会場の多くの方にとって誰もが考えさせられるもので、多くの涙を誘いました。

安里さんは、「こういう場で人間の最期の素晴らしさを伝えられたことが嬉しく、周囲の頑張りがあったから私も頑張れた」と仲間に感謝を述べました。
安里さんには賞として恒例の熟成泡盛が贈られ、プレゼンターとなった吉本興業ホールディングスの大﨑洋会長は「泣いてしまいそう」と、自身が病院と仕事場を通いながら身内を送った時のことを思い出したと述べ、どのプレゼンテーションも良かったことから「皆さんの代表としてもらってください」と語り、安里さんも「コンテストに参加した仲間たちと飲みます」と喜びを表しました。

総評では、沖縄テレビのキャスター、平良いずみさんが「皆さんからぬちぐすい(命の薬)をいただけたようで、心を揺さぶられた」と語り、みらいファンド沖縄の副代表理事、平良斗星さんが「殺処分問題はメディアでも取り上げられるが、同時に60歳以上の高齢者には譲渡されないという両方の問題に取り組んだのは新たな視点だった」と述べました。また、立教大学准教授の西原文乃さんは、社会課題に取り組むときに我慢や義務感じゃ続かないことにも触れつつも、困難、矛盾にこそイノベーションのタネがあると勇気づけ、最後にコメントを述べたスタートアップの第一人者、宮城治男さんは、沖縄県民の優しさをたたえながら「日本を変えるのは沖縄なんじゃないか」とコメントを残しました。ユヌスジャパン代表理事、岡田昌治先生も、沖縄の優しい風土をたたえながら、ユヌス博士も「沖縄をソーシャルビジネスアイランドにする」と世界中で話していることを伝えてくれました。