島ぜんぶでおーきな祭 -第15回沖縄国際映画祭- 2023年4月15日(土)・16日(日)

コメディー作品への出演について伊藤は「演じるうえでは、コメディーだから大きく変わるということはなく、コメディーだからこそ真面目に演じることで伝わるのではないかと思って頑張りました」と話し、撮影についても「銀座のど真ん中で撮影できるのか心配でしたが、無事に撮影できてよかったです」と振り返ります。

和楽器ヘビーメタルバンドのメンバーとして活動している暁月は、演技と音楽どちらが難しいかと問われ「演技も音楽も難しいと思ったことがないです。頭で考えると難しいと思ってしまうので、考えずに夢中でやりました」と語りました。

銀座での撮影について岩城は「いろいろな方が挨拶に来てくれるので、撮影が終わると飲みに行かなくちゃいけないんですよ。一人で行くのもさみしいので、監督とも健太郎とも行きましたよ」と裏話を告白。伊藤と暁月との共演については「いっぺんに孫が二人できたみたい。二人とも本当にいい子で、健太郎はうちの息子にもらえないかというくらい、いい子。仕事場に行くのが楽しかった」と振り返りました。

それに対し伊藤が「これからは岩城健太郎でやっていこうかな」と口にすると、岩城も「健太郎の年を考えると、あの時のあいつの子かな」とお茶目に返します。伊藤もすかさず「お父さん！」と返すなど、仲の良さを感じさせるやり取りに観客も終始笑いっぱなしでした。

金森監督への質問の場面では、監督の携帯電話のアラームが鳴るというハプニングでなごやかな雰囲気になる会場に、監督が「こういう感じで場を和ませるのが得意です」とコメントし、大きな笑いが起こりました。

舞台挨拶の終盤に主題歌を担当した華原朋美がサプライズで登場すると、場内からは「かわいい～」「ともちゃーん」という声が飛び交いました。華原が挨拶を始めようとすると、またもや監督の携帯電話のアラームが鳴るハプニングが。華原から「(話始めると)また鳴るんでしょ？」と詰め寄られた監督が慌てて舞台袖に携帯電話を投げ入れる姿に、場内は終始笑いっぱなしでした。

華原は「主題歌のお話をいただき、歌詞も担当しました。でも、映画をまだ見ることができないうえで作らなければいけなかったので、そこが難しかったです」と話し、作品に華を添える主題歌の誕生秘話を話しました。

最後に伊藤は「この映画を見て、少し心が温かくなったり、くすっと笑えてもらえたりしたら、この作品を世に送り出した意味があると思っています」とメッセージ。こうして大爆笑に包まれた舞台挨拶は、笑顔満載のまま幕を閉じました。

• Tweet